高知県内で暴力団幹部が手投げ弾を爆発させたとして起訴された事件をめぐり、被告の弁護人が裁判員裁判の対象から除外するよう高知地裁に申し立てたことが13日、分かった。
裁判員に危害が及ぶ恐れがあり、裁判への参加が困難な場合、裁判所は事件を裁判員裁判の対象から外すことができる。最高裁によると、請求が認められれば全国初。
この事件は、高知県いの町の建設現場で2004年5月、暴力団幹部松崎高義被告(63)がほかの組員らと共謀し、手投げ弾を爆発させ、プレハブの事務所の壁などを壊したとして、爆発物取締罰則違反などの罪で昨年11月に起訴された。
松崎被告の弁護人によると、被告が暴力団員で爆破事件という性質上、裁判員が恐怖心を感じる可能性があり、心理的負担を考慮し、今月7日に申請した。
松崎被告は別の銃刀法違反事件で公判中。
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